消費者ローン利用者の借り入れ目的を徹底調査
現在10人に1人の割合で利用されているというカードローンですが、借り入れの目的はどんなものなのでしょうか。銀行のカードローンでは「目的別ローン」というのがあり、車の購入や結婚、リフォームなどの用途に合わせて借り入れができるものがありますが、「フリーローン」と呼ばれ、利用用途が自由になっているものについて、実際の使われ方はどうなっているのか調査してみました。
ネットなどで探してみるといろいろな調査結果が出ていますが、最近の調査結果でダントツ1位は「趣味や娯楽」で、その割合は60%を超えているという結果がでています。ついで「生活費の補填」や「自己啓発」などがあがってきています。
消費者金融では、一度の貸付額が平均20万円から30万円と言われています。「趣味や娯楽」の中でよくあがっているのが「旅行」です。海外旅行も身近になり、旅行先では買い物メインでというツアーも少なくありません。また、旅行先では気持ちが大きくなり、ついついお小遣いも弾んでしまいます。節約しながらの旅行も楽しくありませんから、小遣いの不足分はキャッシングでまかない、旅を十分楽しむというのもキャッシングの上手な利用方法といえるでしょう。
キャッシングの目的は多種多様であるものの、基本的には日常の生活費とは別の大きな出費に当てているケースが多く見られます。先に書いたような旅行のほかに、趣味の買い物、自己啓発のための学費などがそれに当たります。キャッシングの利用でこのような一時的な大きな出費に当てるのはいいですが、「生活費の補填」でキャッシングを利用するのは注意が必要です。
生活費は毎月たいてい決まった金額が継続して出て行くものです。これにキャッシングを利用してしまうと、借り入れも必然的に継続して行われることになり、返済が続くのはもちろん、利息が増えて悪循環を招く可能性があります。カードローンを利用する際の目的をはっきりと決め、一時的な出費なら必ず計画的に返済を終わらせるような使い方を心がけましょう。